どんなクルマでもヒーターコアが割れて冷却水が漏れる事例はいくらでもあるのですが、
ここまで頻繁に修理することはないですね。
さてヒーターコア交換の後半

もうどんなに洗っても取れない赤いLLCの跡
これはやむを得ません。ポルシェのようにスポンジがポップコーンのようにふわふわちぎれて運転者を攻撃するよりかはうんとマシですよ

もちろん反対側はキレイです

ヒーターコアケースも分解してスポンンジを入れ替えます。これも結構な手間です

再びスポmmジを巻くためにこれもキレイに清掃しなけばなりません

本来LLCとは無縁のエバポレーターまでLLC漬けになっているのですから いかに水漏れが激しかったかわかります

全部品を分解して

丁寧に洗浄します。

シロッコファンはひとつひとつブラシで丁寧に洗浄します
ヒーターコアケースも可能な限り拭いたり、洗剤で拭いたりします。

新品のヒーターコア。この後スポンジを接着するためにプライマーを塗ります。

ヒーターとエバポレーターを分けるドアの外周にシリコンシーラーを入れます


少し白いシーラーがはみ出ているのが見えます。

リサークレーションアームをくっつけて

こちらも完成させます。これが上手く機能しないと真夏に車内を冷やしきれません

過去に作業した人がやらかしたのか、本来あるはずのセンタリング用のツノがなくなっていました。
前に作業された方はよほど強引な仕事をする方だったのか、そこかしこが割れています。

エアコンの冷却を担当するエキスパンションバルブも清掃してOリングを交換します

どんどん組み付けていきます。結構な量の部品を分解したりずらしたりするので、戻すのも大変です

もう当分こんな絵を見ることはないでしょうから、よく確認しておきます

そして最後の大物のファイヤーウオールを差し込みます。
このファイヤーウオール周りが本当に曲者で、ここには本当に時間がかかります。

この部品周りの組み付けはちょうどこの修理の最後のヤマ場で、いつも映画タワーリングインフェルノの屋上の貯水タンクの爆破シーンを思い出します。
歳がバレるな。
スティーブマックイーン扮するオハラハン消防体長

それほどに大変で、もーやんなっちゃう
なかなか思うとおりに入ってくれないのです

特に車両左側はヒーターホースが通っていたり、太いハーネスがあったり。

特にこのヒーターホースのカバーは毎回つらい。
スペースは無いし、ボルトは見ることすらままならないのにボルト穴を合わせるなんて・・・

ここだけで1時間近く作業してたり。
前門の虎後門の狼といった感じ
どうにか合わせていきますが、下に工具落ちたりボルトが落ちたりするので、ジャッキでクルマを上げて
下に入ってみると。おー、なかなかお宝エキゾースト発見

アーキュレイーのエキゾーストのようです。
166ではここのマフラーが一番いい音がするように思います
タイヤ側を見ればビルシュタインとローダウンサス
なかなかいいじゃないですか

このファイアウオール作業が終われば、残りは人生ゲームの決算以降の残りマスみたいなもので、淡々とくみ上げていけば終了します

エアコンフィルターも新品を入れて

そうこうしていたらゲリラ豪雨が! しかも雹交じりでこのときは本当に肝を冷やしました

その間にも作業は進みます。Job must go on
いよいよ真空引きしてガスを入れます。

さーて、ガス漏れもなく素晴らしい状態

実りある大型連休でした。残り数日の休みをゆっくり過ごして
本日納車の打ち合わせをして、なーんて この時まではバラ色のカーライフを提案する予定でした
予定でした? そうです、この後 波乱があるのですよ
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