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2019年3月

2019年3月31日 (日)

簡単にはいかないジュリアのナンバー移動

ナンバープレート位置を直すオーダーです

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取り外したバンパーは塗装の為、すべて分解します。

グラジエターグリル、バンパーグリル2つ、裏側はブレーキダクト左右、アンダーカバーと外すものは輸入車としては一般的な内容

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まだ1年も過ぎていないクルマですが、いきなりボルトが共回りしイタリア車の洗礼を受けたのは既報の通り

しかし、こんな網だらけのバンパーはマスキングで塗装するのはリスク高すぎです。
マスキングした際の塗装膜強度、つまり剥離の不安。また必要のない部分の塗料の付着です。

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しかし、がっちり何か所も焼き止めされていて切り離しは容易ではありません。

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かくなるは削り取るより道がありません。帰り道はボンドによる接着です

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このアンダーカバーを外さないと、他のバンパーグリルが外れない仕組みには本当に参りました

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塗装が終わったらボンディングのリハーサルです。

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こんな感じでしっかりサポートします。

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どうにかもとに戻りました。これは意外に大変でした。
難しいとか言うより大変なのです。

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基本的に専用のエポキシ系接着剤を使います。

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接着後は見える側には全く影響は出ません
これはアンダーカバーを取り付けた後です

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バンパーを取り付けたら、ナンバーホルダーを取り付けます。

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トラムゲージで高さを揃えます

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下がるとあまりカッコよくないので、ここは慎重に

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ホルダーはプリウスのものをお客さんから指定されています。
位置をお客さんに確認してもらったら、本取り付けです

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 実車にはなんだか頼りない短いビス4本で止まっていましたが、こちらは安全を考慮して、ブラインドリベットで固定します

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出来上がりました。デフォルトと比べるとかなり外側に移動したことが解ります。

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↑ 移動後 

↓ 移動前 

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↑ 移動後
↓ 移動前

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こだわりのある方はこういったところから違うのですね。

 

2019年3月30日 (土)

車にポピー!

先日の楽天スーパーセールの時にポイント稼ぎの為に買ってしまいました

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僕ら世代には懐かしいグレイスメイトポピー!

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上蓋の開け閉めでいい匂いの量を調整できます。

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このロゴが往年のドラバーを喜ばせます

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日本製ですよ。今も変わらずダイヤケミカル製

やっぱり最後はこのCMで

 

ええ、クルマには置かず、おトイレに置いております。

2019年3月29日 (金)

されどOリングの巻

皆さんには関係ありませんが、このブログを運営しているココログが、リニューアル以来、強烈に使いづらくなり困っています。
書いては消え、書いては消え、本日4度目のチャレンジです。これで消えたらもう今日は書くのやめよ

4月から5月になると、フェーン現象の発生で気温のかなり高い日が出てきます。
すると増えるのがエアコン修理の相談です。

そんな時に必要になるのがOリングです

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エアコンのガス漏れの多くの原因はこのOリングの劣化です。

ちょっと見づらいですが、←の先、実はよく見ると泡が発生しています。
エキパンに洗剤をつけてガス漏れの様子を写したものです

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Oリングの周りに蛍光剤が固まったのが見受けられます。
おそらく、ガスの漏れ止め材を入れたのでしょう。それがかえってガスケットを攻撃し、ガス漏れにつながったようです

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この自動車はかつてエアコンの修理でエキパンの交換作業を受けているのですが、どうもうまく行かなかったようです。

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そこでOリングの出番なのですが、ここに使うOリングはちょっと特殊なサイズで、まとめて買うのですが
昨年7月に作った、Oリングの商社に納期と値段を問い合わせたところ
なんと! 単価が約9倍に上がっていました

何かの間違いかと、もう一度問い合わせると以下のような答えが

「当該材質は流通量の少なさから材料費があがっており、現状はこの価格となります。」

以前にも書いたことがありますが、R134aの冷媒にはHNBRと呼ばれる素材が使われます。
NBRより耐オゾン性に優れ、耐熱、耐薬品性にも優れるのです。

アマゾンで売っている安いやつでもいいじゃないかと言う声もありますが

 

信頼性が薄すぎるのです。本当にHNBRでできているのか?
線径は均一なのかとかですね。

もう一社関西のメーカー?問屋?にも確認中ですが、困ったことになりました。
半年で9倍にもなるなんてありますかね??

 

 

 

2019年3月28日 (木)

新旧ディーゼル対決

今日は新車販売のデモ。CX-5ディーゼルターボの4WD。
とてもじゃないがディーゼルとは思えない静かさ&走りの良さ。
クルマに疎い人ならガソリン車と区別がつかないのでは?

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パートナーは超長い付き合いの所沢東店の藤田くん。

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毎回、商談ばかりで成約になった試しがありません。う~ん

しかし、マツダ大人気の昨今、なるほど、人気があるのもよくわかります。
実に出来が良いです

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これは最上級グレードの特装車みたい。シートヒーター、シートベンチレーター(クーラー)付き
ハンドルヒーターも付いています。

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レザートリムは上級グレードのみの設定

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ブルートゥースオーディオをはじめApple carplayにも対応しています。

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パーキングブレーキも電動。

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もう昔のマツダの面影はありません。MPVやプレマシーに見れるような安っぽいプラスチックで陳腐なデザインの内装は遠い過去のようです。
ワンボックスもスポーツカーも捨てて手に入れた実は美味しかったようですね

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午後は車検上がりのハイエースの納車。ディーゼルターボでフルタイム4WDのスーパーカスタム
それこそ、CX-5など、今日の重装備の礎のようなクルマです。

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23年前には超高級車で超人気車でした

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今も色あせない高級ワンボックスの代名詞。

エアバッグも付いていますね。

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81マークⅡでも見られたカセット付きCDデッキが泣かせます。

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フルオートエアコンも健在です。

20万キロを超えて尚、現役なのです。

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しかし、他にも今日は納車と引き取りに追われる一日でした。
ここのところ、ぜんぜん現場作業ができません。
だからブログの内容も淡泊ですいません

2019年3月27日 (水)

コードネームは916

昨日は96年の916スパイダーを引き取ってまいりました。
一般のお客さんで、僕のブログの読者さんです。今回初めて声をかけて頂きました。


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もう既にナンバーはなく、抹消状態です。これは正しい選択肢で、今回中古新規車検のリクエストです。
しかし、どうですか?このデザイン。もうあり得ません。


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ごく初期の916なので、OBDの診断機が使えません。3ピンのもので対応するようです。


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ちなみにいろいろなウオーニングが点灯しています。きっつーい。
まず先に166をやっつけてからですが、車検取得に向けてがんばりましょー


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しかし、走りと足はいいなあ。あ、思い切りブレーキ引きずっているから、完調ならもっと楽しいんだろうなあ。

2019年3月26日 (火)

海へ!

先日の日曜日、圏央道で藤沢まで行き、電車で鎌倉、江ノ島とツアーするカーアンドトレインで遊びに行ってきました。
神社仏閣も良いですが、やはり海ですね。しかも磯が良いですよ。


一日で、いっぱい見に行く欲張りな一日ですから、江ノ島の岩屋には行きは渡し船「べんてん丸」で向かいます


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この船が何気に好きで、乗るとわくわくします。機関室が見たいのですが、運がよくないと見れません。
この日は船室からの眺めです


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乗船時間は10分無いくらいですが、気分はサイコーです。


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春の海はなかなか楽しいです。湾内ながらそこそこ波もありますから


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あっという間に江ノ島の反対側、岩屋が見えてきました


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別に何をするわけでもなく、ここでぼーっとするのですが、それが最高のリフレッシュなのですよ
毎日、故障原因の探求、車検や整備、鈑金の段取り、部品の手配に、仕入れに支払い・・・・
たまには脳を休ませてあげないといかんのですよ。


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のんびり過ごす水平線に1隻普通でない船が浮かんでいます


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ミリタリーに詳しい方、これなんて船だかわかりますか?


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鉄砲があるから自衛隊かアメリカの軍艦なのでしょうか? 


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帰りは長い登り階段を歩いて、足がヒーヒー言いました。
でも水曜ロードショーのオープニングみたいな夕暮れに遭遇。
外国の人の群れに交じって僕も1枚(ほんとはたくさん)撮りました
それではみなさん、映画って本当にいいですね


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鎌倉ではクリームあんみつを食べました。
3-4年前なら考えられないですが、今じゃお酒の代わりに甘いものなのですわ。


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不思議なもんでスイーツ食べると、お酒飲みたく無くなるんですよ~
みなさんも春の天気のいい日に行ってみてはいかがですか?


24000歩も歩いてしまいました。

2019年3月25日 (月)

昭和の良き時代

その土曜にもう一台、こちらは納車に向かったのですが、パブリカ


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信じられないくらい小さいです。マイカー黎明期の昭和42年、1967年製


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先のスペイドとは対極の位置にあると言っていいでしょう


ここだけ近代化


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無理くりオーディオを取り付けました。
なにしろ、あっちこちにライブな配線が雑然とあって、いかにも古くからいろいろな素人さんがいじってきた感じがします。


しかも出所も行先もわからず、危険な配線がいっぱいあります。
そこで、そこからオーディオの駆動電源を取ろうと思ったら、電圧電流共に抵抗が大きすぎて満足にデッキが動きません。
結局、バッテリーから直電源を通して組みました。ACCもリレー入れてそこから取ればよかったなあ。


で、SAXONのMotorcycle man をチョイス


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この曲、僕が中学生の時に夢中で聴いた曲です。
クルマが1967年
曲が1980年
そして今、2019年。歴史を物語りますね


 


 

2019年3月24日 (日)

成約御礼 トヨタスペイド

先日、トヨタスペイドの成約をいただきました。

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平成30年のクルマです。最新デバイスいっぱい。
トヨタセイフティセンスと呼ばれる 3種盛りに、
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前のクルマが発射したことを知らせる、先行車発進告知機能

もちろん、HIDライトで、ブルートゥース付きナビにバックカメラ
ETCは2.0 パワースライドドアだし、インテリジェントキー。
アイドリングストップに充電制御付き超高燃費の22km/L
なんとヒルアシスト付きにEBD付ABSは当然装備
超高張力鋼板や差厚鋼板を組み合わせた、全方向衝突安全ボディ。
なんでもあり。

そして極めつけはコレ。

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ウエルキャブなんです。ボタン1つで、乗り降りカンタン。

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よくできたクルマです。
でも、このクルマ、これだけじゃ終わらないのですぜ
MPIではこういったクルマでも手配可能です。新車から中古までOKです。
お買い上げありがとうございました!

2019年3月22日 (金)

完全なものはない?


新しくなったブログのプラットフォーム、本当に使いづらいです。
長々と打ったブログを誤って消してしまい、失意のうちに書いています

自動車の塗装色で特に厄介なのが黒い色です。
特にパールもメタリックも一切入っていないソリッドの黒です。

もう少し赤くしたい、とか青くしたいとかっていうときに、例えば赤を入れると、黒くなくなってしまったり、基本的に調色が困難なのです。

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今回も画像からは分かりにくいのですが、色差があります。著書くしたいけど、黒くなくなってしまうので、原色を変えたり工夫しますが、基本的にブロック塗装にした際の、赤味や青味は変えることができません。
結局、ソリッドの黒い色でありながら、ぼかし塗装するしかありません。
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今回は登録からそれほど経っていない高級車の飛び石の修理ということもあり、何が何でもおかしな結果にすることはできません。

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黒い塗装には、いわゆる耐スリ傷クリアが使われていることが多いのですが、アルファはデータがスタンドックスにもなく
研いだ感じからは、わずかに硬い印象を残すにとどまったので、エクスプレスプレミアムクリアーにハードナー増し増しで塗装してみました。
また、クリアは硬ければよいというものではなく、硬いがゆえに瓦解してしまう場合もあるのですよ。
ポリッシングできずに・・・
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しまりもレベリングも良く、鏡のようで満足していますが、やはり微細なブツが入ります。
これはこれで、ポリッシング(磨き)で処理するのですが、黒い塗装は、そのポリッシングで発生するスクラッチやホログラムが大変に消しづらいのですよ。
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せっかく、美しい塗装なのに。残念。
理想は全く磨かない、ノンポリッシュです。
一つの塗装屋が目指す完成形ですが、まーず、そんなことはできません、たとえどんな立派な設備でも。
塗り直してもこればかりは改善するとは限らず、塗装屋殺しなのです。

2019年3月21日 (木)

アルファロメオ V6用エンジンマウント販売します。

いやー、ココログ、新しくなって使いづらい。実に使いづらい。
ついに今回のリニューアルでガラケーで見ることができなくなってしまいました。
これ、いつの間にか全く手に入らなくなって、僕のところにも問い合わせが一定の割合であった部品です
今や超貴重品になってしまいました

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イラストで言うところの1番

155、156、147、GTVのV6エンジンで使われているマウントです。

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こちら。参考画像だけど。
部品番号で言うところの60655868 もしくは60500574 です。
とりあえず2個だけ輸入します。
もちろん、純正の新品ではなく、古いマウントを作り直した、いわゆるリビルド品です。
純正の新品など手に入りません。でも同等の性能を有したもので決して粗悪ではありません。
当初、もっと安くできるとタカを括っていたのですが、フタを開けてみると、結構な値段になりました。
金額はなんと、税別60,000円。これでも個人で作れる限界の値段です。

で、ここからが重要なところ。
リビルド品なので、コア(取り外した古い方の部品)の返却が必要になります。
その古い部品が返却されれば、15,000円返金します。
ただし、著しい破損やコア返却が無い場合、当然返金できません。
つまり実質の部品代は45,000円となるわけです
入荷は来月末を予定しています。
お問合せは↓からどうぞ
http://www.mpi-bp.com/mail/mail.html

2019年3月20日 (水)

Wild west

先ごろ、元ギランのギタリスト、バーニートーメが亡くなったそうです。
スタイルは全く違うギタリストでしたが、大好きでした。

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ギランのグローリーロードで好きになったギタリストで、当時、ギタリストがクローズアップされる時代に決して上手とかではなく、感情一発のソロを弾く人でした。ジミヘンドリックスやジェフベックなど好きなギタリストの影響モロ出しのプレーでしたが、それがまたかっこいいのですよ
当時日本ではそれほど書かれなかったのですが、バーニーがランディ亡き後のオジーオズボーンバンドに入るかもしれないニュースが、ミュージックライフのメタルニュースに書かれて、喜んだものです。ま、数回のギグだけで実現しませんでしたが、無理もないか


その後ソロになって出したエレクトリックジプシーズ


ぶっといストラトの音。弾いているというより、ただ騒いでいるようなギター。まさしく健在でした。
続いて、ライブもリリースします



当時動くバーニーを見れる機会はありませんでしたが、写真は結構ありました。特にバンド名をトーメにして、元LAガンズ/ガールのフィリップルイスと組んでいたころの画像は本当にかっこよかった
歌や楽曲はまあ、しょうがないとして・・・




やはりギラン時代がいいですね。

ああ、残念です。合掌

美しいケーキ

ブログのエディター画面が新しくなって使いづらいのです。
まあ、慣れなのでしょうが。
さてその166を引き取りに行った道すがら、ちょっとケーキを買って帰ります

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自由ケ丘と九品仏の間にあるケーキ屋さんローレルです。

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ここのケーキはアートです。食べるアート、しかもおいしい。
おそらくこんな写真では製作者の方も不本意でしょうが、すさまじい作りこみです。

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デザイン、色使い、アイディアすべてがアーティスティック

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うらやましいなあ、僕もこんなこだわりの仕事がしたい

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そんなおしゃれなお店の前でも絵になる166でした

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僕の食べたケーキは?

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こんな感じ。やぱり伝わらないなあ

2019年3月19日 (火)

毎日V6、毎日166

車検でお預かりの、これまたヌヴォラブルーの166

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結構希少なヌオラがオーロラまで入れると3台もある(笑)

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でもこちらは5万キロちょっとのベストコンディション。やはりユーザーのクルマは状態が良いです。

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この166は僕にとって、とても思い出深い一台で、今日までいろいろ修理した4年です。ありがたいですね。その分すこぶる調子が良いです。乗ると実に楽しい

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このクルマで平成12年、つまり00年ですから19年落ちです。
約20年ですよ。

その昔、ケンメリのGT-Rが1973年にラインオフして、長らくGT-Rは途絶えるのですが、その間 ケンメリ→ジャパン→ニューマン→7th、とこんなにモデルチェンジして、89年についにGT-Rの名前が復活するのです。
それでも16年ですよ。

その間、キャブレターからDジェトロの燃料噴射に、カセットはCDに、ツインターボ、パワステ、パワーウインドウ、280馬力はもはや当たり前になって、劇的な進化を遂げるのです、。

この166も、同じく20年と言う時間の変遷を経験しているはずなのです。
このクルマもまた、空気にさらされ、引力に引っ張られて、紫外線に焼かれているのです。

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確かに自動車の耐久性は抜群に良くなりました。壊れるといわれるイタリア車でも長く一般的な人でも楽しめるようになりました。

166と言うクルマは、結構、散々な内容のインプレッションを散見しますが、僕はそうは思いません。
スポーツセダンとはよく言ったもので、平坦な道をただ走るだけの、RV車やSUV車とは違い、結構攻めた走りが可能です。特にワインディングでは実に面白いです。1.5tを軽く超える車体がクイクイ向きを変えます。

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特にリアサスの造りは秀逸で、ただの引きずりとはワケが違う
結局乗って楽しく、まずすれ違うことのない独占的な所有感、また聞きたくなるエキゾースト、本革を中心おした車内、と名車の要素十分だと思います。

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ただ、部品は少ないですね。20年経ちますから。
日本の現代の税制からしても不利な18年超え。

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ま、費用が掛からないとは言いませんが、好きなクルマぐらい乗りたいものです。
逆を言えば、クルマ好きのあるべき姿とは、別に166に限らず、好きなクルマに乗ることではないかと思います。

あなたもエセクルマ好きになっちゃいませんか?

2019年3月18日 (月)

真のオーロラカラー

また166を仕入れしてしまった・・・

しかもオークションの解体コーナーに出ていた1台
つまり解体されるところを救ってしまったのですわ

で、どんな1台かと言うと

じゃーん。オーロラ! おー、ヌヴォラカラー コンプリートじゃん

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オーロラと呼ばれたオプションカラー。前期のA1モデルだけに設定され、中期になるとなくなってしまう儚い存在のカラーなのです。

とはいえ、まあ、解体コーナーにいた個体なので、内容もすごい~

強烈なへこみ。バンパーごと持っていかれていますね。へたすりゃバックパネルも危ないかも。尤も直すのはお手の物ですが(笑)

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フロントバンパーもひびが、ウオッシャーまで損害が及んでいます

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距離ももうすぐ10万キロ

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まあ、もはやお約束のエアコン不良。でもヒーターコアの漏れは感じません。

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これが手放す直接の原因かなあ? ラジエターから景気よく冷却水が漏れています。
ラジエターの交換が必要ですね。意外に高いからなあ? 
多分これらすべてが、オーナーを苦しめたのでしょう

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使用感もかなり強いのですが

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なんだか強烈にサビが浮いているのです。海沿いの場所に置いてたクルマなのかな?
しかし、徹底したサビで、普段、さびないメッキまでサビが浮いています。
海に浸かったか?

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少し原因を探るために1500番のペーパーを当てて様子を見ますと

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むむむ、サビ色の研ぎ汁が出ます。つまり、サビは表面なのです

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案の定ペーパーを当てたところはキレイになりました。
つまり、電車沿いとか高架下などの場所に長く止まっていたのでしょう。
しかも車体全体がかなりサビが飛んでいますから、かなりな交通量の電車だと思います。

以前、西武池袋線沿線の駐車場に止めているクルマを直しましたが、ここまで強烈ではありませんでした。

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ウルトが近いうちに鉄粉落としの商材をやるらしいから、その時に試してみよう。


しかし、オーロラカラーは健在で、強烈な発色です。カメラに写らないのが残念です

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パールカラー特有のフリップフロップが出て、何色とは形容しにくいです

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注目は黄色いの矢印の先、ドアとリアクオーターとの隙間。ブルーに見えます。
肉眼で見るとよりはっきり見えますが、青なんです。

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塗装はスタンドックスで塗られているようです。オーロラ イリデチェンテって読むのでしょうか? スタンドックスではオーロラ ヌヴォラとなっています。
ところで、ヌヴォラってなんぞや?と思って調べると「雲」って意味なんですね。知っていましたか? そんなの有名? そりゃ失礼しました

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データで見ると、グランドコートはほとんど真っ白、パールコートは、スタビライザーは20%で、他のヌヴォラ同様、パールベースで色決めしています。

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すごいのが、グリーンパールが27%、干渉ブルーパールがなんと41%も入るクレイジーな配色。
オーカーはアクセント、ブラックトナーは冴えを出しているのでしょう。
これは強烈な発色になるわけだ。

でもね。かつてのこのクルマのオーナーに大事に乗られていたようで、
ビル足。しかもノーマルスプリング。良いですねえ。僕もこれでしたから

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内装色はグレーです。クリームカラーではなくグレーなんですよ。珍しい。
しかも意外に使用感は少なく、

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これは実に素晴らしい、カギ3本。真ん中のはアルファコードフリーのキーかな?

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これは手ごわそうですが、個人的には商品化も視野に入れて直してみようと思います。
と言うより、たぶん僕のクルマに・・・

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はい、ヌヴォラブルーもあります。このクルマもそうですが、
欲しい方いらっしゃいますか?
基本的に車体はタダ同然で差し上げます。ただ、そのままでは登録も走ることもできないので、その整備の費用をいただくような感じです。

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しかし、そこは大変な166.一筋縄ではいかないのですよ

でも、まーーず、街中ですれ違わない変わったクルマ。
乗ってみるとまた違った面白さがあります。

2019年3月17日 (日)

アルファロメオ166 ヒーターコア交換 後編

作業中の166の続き

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アルファの166には前期、中期、後期とあるようで、モデルイヤーによってもちょっと違ったところがあるようです。
ちなみに完全な前期の型式は936A1、中期とされるユーロ3対応車は936A11、これでも前期顔となっていて、フェイスリフトされた完全な後期と

で、前期はオイルセパレーター、中期以降はO2センサーのソケットがシリンダヘッドの後ろ側に来て、さらにECUもその横にくっついているのが特徴です

それゆえ、今回のようなシリンダヘッド後ろ側を作業するときに、何かしらの障害になるわけで、さらに距離がかさんでいる個体は、エンジンマウントが傷んでエンジンが下がっているのでことさら大変なのです

だから、分解した際はなるべく、清掃したり状態を確認します。

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特によくあるトラブルの一つ、フラップアームです。
昔からよく、このブログでも書いている部品です

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ばらばらにして清掃します。

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ブロアファンモーターは指で示すハウジング自体が動くブラシレルモーターです。

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こちらは非分解。デカいコンデンサーはノイズキラーっぽくないけど キャパシターかな?

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エバポレーターもケースから外して清掃して戻します。

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シロッコファンもこの通りキレイになりました

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エバポレーターケースのシールスポンジは一度はがしてしまうので、新しいスポンジを貼ります。純正品はとうの昔に生産を終了しています

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ユニットを戻していよいよそれっぽくなってきました

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エアコン配管はまだ先になります

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部品の取り付けにあたっては、国産のボルトを使います。こればかりは使いやすさを優先したい。

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これがそのボルト。ユニクロームの黄色いメッキの方が国産です。ワッシャーが建込の為に、脱落のおそれがなく、狭い場所でも作業しやすいです
白いメッキの方がオリジナルですが、ワッシャーは別体なので、使いにくいのです。

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パーテーションも取り付けて、各種配線も出来てきました。

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ECUやブローバイホースも取り付けました

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もう何台作業したでしょう? 未だに慣れませんが・・・

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次はエアコン整備編ですね。

2019年3月16日 (土)

アルファロメオ166 ヒーターコア交換 前編

昨年の11月末、ふつうに車検に通るかといらしたお客さんが、今度はLLC漏れによる故障に矢が折れ、最終的に乗り換えになってしまったグリーンの166

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程度は極上です。
詳しくは
http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/post.html

それから数カ月、やっとLLC漏れの修理を始めます。
いきなりバルクヘッドパネルを外していますが、もちろんワイパー、カウルトップは外して、エアコンや様々な部品を外してここまで来ているのですが

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正直なところ、何回やってもこのヒータ-修理はやりたくないです。
つらいんです

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今回はダッシュパネル中央奥のヒーターコアを交換します

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ブラケットから外します。

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どんどん分解が進みます

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ついにやっと、ヒーターコアまで来ました

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コアの下側が腐っていました。なんでこうなるの?

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白く見えるのは今まで漏れたLLCが蒸発してついた跡です

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結構な量のLLCが漏れたと簡単に予測が可能です。
そして、漏れたLLCが、この下にあるATコンピューターやウインカーコントロールモジュールに降り注ぎ、やられてしまうのです。

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掃除はこの方法しかありません。
情けないカッコですが、止むをえません

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キレイになりました。

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ああ、腰が痛い・・・

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新品のヒーターコア。

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次回はこれの組付けから参ります

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しかし、166の最もメジャーなトラブルです。作業は大変ですが・・・

2019年3月15日 (金)

バンパー ナンバー

フロント周りの飛び石を修理中のジュリア。

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併せてナンバーの取り付け位置の移送も行います。

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ナンバープレートホルダーはお客さんの希望でトヨタのものを使って、プレスラインに沿って付けるようにします。従来のナンバーホルダーの穴が見切れてしまうので、それは直します。

黒いクルマですからキズは目立ちやすく、修理は困難を極めます。

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上側のデカいトルクスのボルトを数本外してサイドはライト下にボルトがありますが、従来と違うのはボルト数がかなり少なくなっています。

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まず、フェンダーライナー:フロントを左右とも外します。
10mm頭の6mmのボルトを2本抜いて返しを外して引っ張ります

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しかし、硬い硬い。このまま無理すると壊しますので、塗装室に放り込んで熱して外しやすくします。

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60℃10分であぶります

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準備して引っ張りますと

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するする簡単に外せます。

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しかしレンジローバーもそうですが、世界的にバンパーの構造物が接着だったり、焼き嵌めだったりして、塗装する側はかなり労力がかかるようになっています。

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結局、バンパーの部品は焼き嵌め部分ばかりで、バンパーグリルなどは外せません。

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アルファのクルマ作りも世界基準を準拠しているのかな?

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かなりしっかりしたサイドサポートです。上側はビスやボルトはなく、刺さっているだけ

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下側のサイドサポートも基本は挿してあるだけ。BMWなんかもそうですが、このとよたスタイルのサイドサポートは世界標準となったイメージがあります。

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唯一、分解できるラジエターグリルも、こんなに新しいクルマなのに、ビスが建込のナットと共回りして外れません。根性で外します。

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ボルトが抜ける前にナットが抜けてしまいました
戻す時はボンドを入れて固定します

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元のナンバープレートホルダーが付いていた穴を消します。
軽くベルトサンダーで削って、骨材のテープを張ります

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表側もやはり強めにサンダーで削りこんで、骨材テープを貼って
エポキシボンドでガッチリ埋めます。

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硬度も程よく、密着性に優れているのでバンパーの補修にはちょうどいいです

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軽くパテで成形して

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サフェーサーを塗って、次の作業に備えます。

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今日はここまで。
ここからがたいへーん

2019年3月14日 (木)

3コートパールの補修

補修中のアルファード

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国産車では本当に一般的な3コートパール。
一般的にはパール、パールと呼ばれる塗装色。

しかし、補修には大変に手間がかかり、費用も通常の塗装よりかなり高額になるのです

その名前から塗装の方法が容易に想像がつきますが、一応説明まで

塗装物に一番下のグランドカラーの白色を塗装し、その後、半透明なパールベースを塗装し、クリアーを塗装し、塗装膜を安定させる仕組み。

理論的には3色を塗装すればいいのですが、補修となるとそうはいかないのです

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真ん中のパールベースには、下地を隠蔽する力がなく、ニゴリ塗装と言う方法でぼかしていくのです。

まず、サフェーサーを隠す為に白いグランドカラーを塗装します。

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その上から隠蔽力を上げるために、グランドカラーにパールを混ぜた物を塗装するのですが、
パール3:グランド7の割合の塗料を塗って、次にそれぞれの割合がパールが4.5:グランドが5.5、7:3、9:1と、次第にパールベースが多くなるように塗っていきます。

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そうして、最後にパールだけの2ndコートを2-3回塗装して、カラーベースは終了となります。シルキーな塗色具合が何とも言えません

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つまりカラーベースだけで7-8回は塗装し、その後クリアーを塗装したりするのです。

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国産車など、補修する機会が多いのに、この塗装色を選ぶ傾向が強く、塗装が傷んだ時に塗装の相談を受けてびっくりするケースが多いのですね。

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日本以外には、例のヌヴォラのアルファロメオや、アルピーヌ、一部のアメ車などで見ることができますが、ドイツの自動車などは、ほとんどありません。

2019年3月13日 (水)

パブリカのマフラー新調

先日お願いしていたパブリカのマフラーが出来上がりました。

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予算の都合なので、前から後ろまで新調することはならず、部分的に作った感じ

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またフランジを廃し、基本的に差し込みの仕様としました。
旧車はキャタはおろか、タイコすらなく、コスパは大変に優れています。

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今回はかなり無理を言って作っていただきました。
作ってくれたのは、ホンダの2輪で世界を転戦した人なのです。なのに、畏れ多い・・・

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1発ですばらしいパフォーマンス。
旧車でマフラーでお困りの方、ワンオフでタコ足を作りたい方(なかなか最近は居ないと思いますが)いらっしゃいましたらご相談ください。
かなりハイクオリティのものが出てきますよ

2019年3月11日 (月)

塗装の劣化を直します。

ご近所さんの中村さんのアルファードの修理を承りました。

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オーダーの内容は塗装のトラブルです
よく見ると

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ずるむけです。
塗装面からクリア層がはがれる層間剥離などと呼ばれるお肌のトラブルです。

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クリアーとベースの相性が悪かったか、硬化剤の量を守らなかったかでしょうか?
塗装膜強度が足らなくなるのは、上記のような原因もありますし、この3コートのようなベースの塗膜が厚い塗装ではよくある事です。
いかんせん、今回はこの剥離の修正なので、旧塗膜をめくっていきます。

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オーナーはそれほど高いレベルの仕上がりを望んでおらず、ある程度、下地がしっかりしていれば、シール性の高い、エポキシ系のプライマーサフェーサーで包んでいけるか模索しましたが、

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簡単に白い塗料が剥がれて、下から黒いツブツブ状の穴が発生します。黒い新品のパネルのカチオン電着のプライマー層と塗料の密着が悪く、はがれてしまうのです。

ダブルアクションサンダーのオービッドダイヤの跡が見えますね。

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結局、金属素地までめくってサフェーサーから塗り直すことになりました。

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結局、はっきり言えませんが、僕の読みはこうです。
新品のパネルの電着プライマーにしっかりした足付けをせず、塗装した。
3コートの厚いベースコートの塗装膜は、しっかり足付けされていない為に、通常の伸縮より大きく動き。
トップコートのクリアーは硬いので、上下の動きに差異が発生し、クリアと剥がれた
つまり、下地の作り方が間違えた、人災だと。

そんな風に考えます。
そもそも、新しいパネルにサフェーサーを塗布せず、いきなりベースコートを塗装すること自体感心しませんが。

最初はプツプツ、ブリスターができるのですが、やがて、そこに水が入り込み、層の間で剥離に速度を与えるのです。

こんなふうになる事が多い欧州車、お困りの方、ぜひ、ご相談ください

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MPIは鈑金塗装が本業ですからね(笑) お気軽にどうぞ

太文字直らなくなっちゃった

2019年3月10日 (日)

忙しかった土曜

土曜日もいろいろなお客あんが訪ねてきてくれました。

まずは長く預かってしまったカングーのオーナー。

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このザックスのショック、想像より遥かに良いですよ。

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自動車の挙動が格段に上がります。このクルマは7万キロ目前でしたが、ATと言い、ブレーキと言い、エンジンオイル交換と言い、今回完全にリフレッシュできて、本当に良かったと思います。お金のかけ甲斐があります。

国産車と違い、定期的なメンテナンスな必要な欧州車です。ぜひご検討あれ!

でも何気に一気に充実感を感じさせるのが意外にこんな物だったりします。以前にも書きましたが、メーターナセルのビス。

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こんなのが1つ混じっていましたが

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全部そろいました。毎日乗るユーザーにとっては意外に気分が変わるものだったりします。
後でわかったことですが、これは違うビスが混入したのではなく、丸いプラスチックの化粧バーが取れただけでした。

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ルノーのお客さんがお帰りになった後は
テージスのお客さんがナビの取り付けのご相談にやってきていただけました。
もう、HDDナビは一定の役目を終えて、MPIでも大量に余ってきました。

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古い地図のままではよろしくないシチュエーションも多々ありますしねえ。
みちびきなど、衛星もかなり上がっていて、またナビ側の性能も上がって使用にまったく問題がなくなりました

その後は、仲間内のちょっとした塗料の都合できたMINI

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仕事もそこそこに、かえってから向かったのは映画館。
イオンモールむさし村山の映画館。イオンシネマのレイトショーに行きました。

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今更説明も必要ない、クイーンの映画です。
フレディマーキュリーの映画なんですね。それなりに楽しめましたが、ブライアンメイのそっくりっぷりったらないですね。弾き方まで似ている。

ライブエイドが最後の見どころなのですが、思わず体が動きそうになります。できればもっと音が大きくて、いい音なら尚よかったのですが、そこはやむをえません。

でも実は僕、今も昔もそれほどクイーンってそれほど好きじゃないんですよね。
VOXのアンプも好きじゃない。もちろん、ボヘミアンラプソディとか聴きましたよ。

ただ特に当時はコマーシャルなサウンドは苦手だったこともありましたから
KISS、ヴァンヘイレン、エアロスミスとならんで全く興味が無かったバンドだったりしました。今、この歳になって聴くようにはなりましたが。

上映が終わったのは午後11時直前。大きな商業施設もみんな終了しています。
なんだか寂しい感じです。
MPIで、作業が終わった後、自動車がなくなって工具や交換した部品が散乱した状態を「兵どもが夢の跡状態」と言いますが

まさにそんな感じ

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駐車場の上から見る巨大なイオンの施設。これでも半分なのですが、誰もいなくて何だか不思議な感じ

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もういったい何年ぶりだか映画を見た話しでした

2019年3月 8日 (金)

さよなら996

先日、後期の996を納車したばかりですが、入れ替えるように996前期が売却されました。

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悲しい事に乗り換えではなく、売却です。約7年近く乗っていただきました。
美しいオーシャンブルーのボディが残念ながら、他の人の手に渡ってしまうのです

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とはいえ、7年弱に渡り野天の駐車場に置いたので、傷みは隠し切れません
白く曇ったヘッドライトは2000番のサンドペーパーなどで、どうにか戻せましたが

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ミラーや

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サンルーフはかなり日焼けが進んでしまいました。比較的温度が上昇しやすいプラスチック部品が先にやられていくようです

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またレザーシートやステアリングホイールは日光や高温の餌食になります。

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なかなかやつれ方も年季が入ってきまして。
アンチエイジングにも一定の限度がありますね

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とはいえ、大事に乗っていただきました。また特に大きな故障に見舞われることがなく
一般のサラリーマンの方でも普通に維持ができる、普段使いができるスーパーカーなのです。

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是非、機会があったら、いや、乗りたいと思ったらMPIにご相談ください
お買い上げいただけると、同時にメンテナンスを行う整備工場が漏れなく付いてきますよ

2019年3月 7日 (木)

Hazet das werkzeug

先日行った日産の工具展示会で買った工具が、分厚いカタログと一緒に来ました

ハゼットです。

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スタビレーはかなり昔から使っていましたがハゼットはほとんどありません。ヘックスの強さは昔からドイツ工具には定評があり、964のポルシェのドアミラーを外すヘックスや、3mmなどの細いヘックスで昔からハゼットを使っています。

今回初めて駆動工具を輸入元から買ったのですが、正直なところ、実に素晴らしい

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この1/4のラチェット。ステンレス製だそう。歯数は27くらいなのかな? 今日の小さい送り角のラチェットとは違い昔ながらの感じ。
しかし、高トルクに強く、しかも圧倒的に作動が軽い。

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今、使っているスナップオンの1/4はどれも作動が重く、あまり好きではありません。
直したいけど、セールスバンが来ないからできないと

次は特殊なソケット。差し込み角1/2ですが、なんかヘンなカタチ

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楕円の丸っこい形は

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このストラットのロアアームにつながるフォークの根元、ストラット側にボルトで止まっているのですが、ぎゅっと締まっている所を強引に開かせるスプレッダーです。
あ、バッテリーの端子を思い出してもらえれば解りやすいかな?

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ホースクランプのセッターです。今のものは使いにくいので、これを買いました。

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次回には実践投入できるでしょう

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今回最も期待を寄せるツールがこれです

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なんか、グリルを外すときに引っ張るツールらしいですが、いろいろな物を引っ張れそうな予感

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そんなハゼットですが、皆さんも手に取ってみてはいかがですか?

http://www.hazet-japan.jp/

スタビレーは今まで何度も接する機会があったのになあ。

2019年3月 6日 (水)

ルノーカングーの車検整備 後編

先日の続き。今回は油関係とフィルター関係中心に

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エンジンオイルは結局、僕の好きなこれ、Mos2 10W-40でまいります

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続いてエアフィルターの交換

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エアインテークチューブを外して取り出したるエアフィルター
結構、汚れてます。

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エアコンフィルターはカウルトップベンチレーターを外して交換

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カウルトップを外すだけでも手間なのに、さらにフタが続きます。

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デンソー製なのですね。デンソーはヨーロッパでは社外部品のサプライヤーとしての一面もあるのですねえ

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続いてATF。まず、一番外側のドレンプラグの後、オーバーフローチューブを抜きます。
6mmのHexだったかな

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ちょうど1年前に交換していますが、ユーザーたっての希望で交換します。
AL4とかのATはATFを交換すると、とてつもなく良いのですよ。

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チューブは今回は使いまわしますが、次回は交換しないといけませんね
何本かスペア持っておこうかな? こんなつまらない部品がTMの中で割れちゃったら、オイルパンも無いし、いきなりAT外しになってしまいます。

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続いて、ATFを入れます。リキモリのATF、トップテック1200を使うのです
よく、何度も入れ替えたりする方もいますが、1度に何度も交換するのではなく、このクルマのように何回かに分けた方が、僕は良いと思います。

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このちっさい穴からATFを入れるのです

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約3L抜けたので、先に3L入れてエンジンをかけます

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油温が60℃まで上がるのにうんと時間がかかりますから、お茶を飲んで、油温が上がるのをまちます。

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今回は50℃を超えたあたりでソレンを開放し、、さらに上から約500ccを足して、余分なATFを輩出させて、66℃くらいでドレンを締めました。

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あとは陸運局に持ち込んで、検査を受けるだけです。

2019年3月 5日 (火)

ルノーカングーの車検整備 前編

ルノーカングー、車検といっしょにいろいろ整備

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まずは先日来たショックアブソーバー交換

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倒立のストラット

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ガチガチに締まってるストラットのオルトナット、回り止めのようなボルトになっています。

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Eくんのはちゃんとしたメーカーの銀色サスコン、僕のはちょっぴり安い黒色のサスコン。

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組みあがったストラット。ブーツもザックスの純正品、アッパーマウントもザックスのものです。そのブーツが日本になくて、作業が遅れました。でも、ザックスは予定通り入ってきました。ビルシュタインの時はねぇ・・・

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続いてリアショック。すごい向きで付いています。

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至って簡単な取り付け方法と思ったらコイルオーバーじゃなくトーションバーなんですね。
トーションバーと侮ることなかれ、よくできた乗り心地です

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これまでを支えた部品と、これから支える部品

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ボルトに全く遊びはありません、完全なトーのみのサスペンション。トヨタなんかは直径が細いボルトが純正で存在して、そのガタと言うか遊びでキャンバーを調整するのです
ルノーもあるのかな?

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リアにはトー調整はなく
となると基本的にスラストライン解消は車両のポテンシャル頼みです。
可能ならリアにトー調整やキャンバー調整が付くとぐっとクルマの直進性が担保できるのですがねえ

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激しいブレーキ鳴きも解消させます。

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ブレーキの無きを解消させるのは意外に難しく、基本的に全交換となります。
ドリルドディスクで4ポッド以上のブレーキは鳴きやすい傾向にあります

しかし、この一般的なシングルピストンのブレーキは基本はパッドの交換ですが、輸入車はローターも盛大に摩耗するので、一緒の交換が望ましいです。

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鳴くパッドは何度トリミングしても鳴きます。ローターは表面は減りますが、端っこの外周部分のみ削れにくく、そこがパッドの端をガサガサにささくれちゃいます

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ショックも新品ならブレーキも新品。うーん贅沢

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リアはホイルシリンダーなどの可動部分の動きを確認して

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なんだかドラムを裏から見ると面白いですね。
ABSのコンタクトプレートにハブベアリングが見えます

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ブレーキフルードは必ず全量交換。空気中の水分と反応するために、ブレーキフルードの交換を放置すると、システム内で錆びてPバルブが詰まったりマスターシリンダが腐ったりします。2年ごとの交換を心掛けるべきです。

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と、いう事で続きは次回

2019年3月 4日 (月)

パブリカのマフラー

やっと、やーっとスタートしたパブリカのマフラー製作
今回は日高のおじいちゃんメカニックに全面的に協力してもらいました

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もう、現存していないので、ワンオフで作るのです

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マフラーのサビ方は絶望的で、しかも何回か補修した跡があります。

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もはや補修も限界のようで、形も変わり果てて、排気は漏れるわ、ボディにガンガンあたるわ、外して同じものを作ってもらうことは不可能です

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リアマフラーやエキマニなどは再利用できそうなので、それらは使いまわし。
外したらすぐ、おじいちゃんに紹介してもらったマフラー屋さんに持っていきます

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この製作所がすごかった。

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ここがすごかった。

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工作機械のオンパレードです

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ワンオフのものばかりで、某メーカーのエキマニやマフラーの試作品を作るのが本業のようです。ちょっと撮影できなさそうな物が結構あるので、気を付けます

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いつか僕もエキマニお願いしたいなあ
写せないのですが、溶接跡のキレイなこと・・・

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出来上がりが楽しみになってまいりました!

2019年3月 3日 (日)

そっくりさん、いらっしゃ~い

僕は見ていないのですが、クイーンの映画が大ヒットだとか
キャストの妙に本人たちに寄せた姿カタチが良かったのはぜったいあると思います。

そこで今回はそっくりさん大会
結局、そっくりでもいいから、昔のようなサウンドが結局よくなってしまうのです

もう、いやまたまたフォリナーですよ。
当時はこれっぽっちも興味がなかったのに・・・

ルーグラム最盛期の頃、うまいですねえ

フォリナーを見直させた感のある元ハリケーンのケリーハンセン。ルーグラムより少しクリーンな感じですが、時より聴かせる絶妙なカスレ具合が実にすばらしい。
上のビデオより半音ダウンのようですが、おかしさを感じさせないケリーに拍手

そっくりさんといえば
この人のケースがベストでした。姿カタチは全く違いますが歌声はそっくりです

アーネルピネダ。素晴らしいボーカリストも10年以上ジャーニーにいるのですね。
最近来日公演のDVDが発売されましたが、ずいぶん変わってしまった印象です。
ボーカルは楽器じゃないからなあ。この初期の頃の、チリのライブだと思います。これ買いましたから、ブートですが、素晴らしい喉を聞かせてくれます。

続いてジューダスプリースト。82年のMTVのライブ。さんざん見たなあ。全盛期のライブですからサイコーです。当時問題作になったPoint of entry(黄金のスペクトル)からのデザートプレインです。邦題 「雷鳴」だったような・・・

これをリッパーオーエンスが歌います。この人

初めて聴いたのはライブ盤でしたね。実に似ていて、素晴らしいパフォーマンスでした。

元ネタがいいものが無かったので、後のボーカルの方だけになってしまいますが、クイーンズライチです。いつの間にかフロントマンのジェフテイトが交代していたのですが、あんなボーカル替えが効かないと思っていましたが、ウマイ人はいくらでもいるのですねえ。

ちょっと顔がサルっぽいですが・・・ ドラムのデビッドロッケンフィールド、素晴らしいドラミングです

最後は日本のそっくりさん

やっぱり、全く違う声より、やはり似た声を期待してしまうのですかね?

バッテリーいっちょう

昨年、車検整備を行ったバルケッタとメルセデスが立て続けにバッテリーがダメになったと1月に連絡があったのですが、なかなか行けず、結局2月末になってしまいました

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ちょっと見慣れぬ風景を横目にお客さんのところに向かいます。
なにしろわずか2-3か月前にバッテリーを交換して、バッテリー上がりですから,、心 穏やかでありません。
でも、プーも鳴らないほどがっつり放電しきっていたそうなので、たぶん何かつけっぱなしか、何かの装置に電気が流れっぱなしになっているかだとは思っていました。

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さっそくバッテリーを交換します。
バッテリーが最初から不良の場合、短い時間で、まるっきり電圧が上がらなくなっても10Vくらい残るものです。むしろ交換から時間がかかっていないのに、10.5Vとかしかないなんて事になると、バッテリーのクレーム交換が見えてきます

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交換直後の電流値です。0.5Aもあります。12Vx0.5Aは? 6W、これはつまり・・・

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やっぱりー。犯人はこいつです。

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消すとやはりこうなります。でも0.84wは消費しているのです。つまり、全く何もしなければやがてはバッテリーがあがります。

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で、取り換えたバッテリーとシステムをチェックします。でないと、帰ってから「直ってねーぞー」などとそしりを受ける元凶になります。

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規格570CCAに対して608CCAです。全く問題ありません。サイコーであります

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続いてシステムの点検。

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クランキングが重くなることなくパワフルに回ります

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小負荷での発電もいいですね。

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オルタネーターで起こした交流電気をレクチファイアで直流電気に変える際に発する交流ノイズがリップルです。ダイオードの健全さを表すものと考えてください。

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あれこれ電装品のスイッチを入れてもしっかり発電。

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これにて作業終了です。再び眠りについてもらいます。

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一方、メルセデス。

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同一のユーザーのクルマが2台ともバッテリーが上がる珍しい事例です。
これは昨年2月ころに車検をして、その後、乗らずにいたらバッテリーが上がってしまったと。ご自身で交換する話だったのですが、なかなかやれず、今回一緒に交換するということになりました。

このブログをご覧の諸兄のみなさんも、よくそういう話しません? そのうち自分でやるよっていう方、実践できている方はほとんど見たことがありませんよ(笑)

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エアコンの外気取入れ口にあるフィルターを外すとバッテリーが見えるようになります

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しかしこのとてつもなくやりにくい、タイトなスペースに鎮座する巨大な100Ahのバッテリー25から30kgくらいあります。腰を言わせます。

額に汗を浮かばせながら、本当にヒーヒー言いながらどうにか入れました。

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さてこちらもテストを・・・

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乗り込んでキーをひねるとエンジンが始動しません。
スターターが回らないのです。

ここで一般的に考えるのがインヒビターです。

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インヒビタスイッチはPやNのギアの位置で、エンジンがかかってしまうとそのまま走りだしてしまい、危険なのでPとN以外ではエンジンをかけぬようにする装置です。いやあ、診断機持ってきててよかったあ

しかし、このメルセデスにはインヒビタなど旧式のものは使っていないのですねえ。
カギ、電子キーなんても言いますが、セキュリティからインヒビタまで受け持っているのです

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診断機にはわんさとトラブルコードが入ります。
みんなCAN信号のエラーのようです。

このころのW203は低速のCANラインのみで多くのモジュールをつなげており、各モジュールは、BASやABSやME、kIなどすべてのモジュールにCAN信号を打って、各モジュールから持って帰ったデジタル信号で異常なしと判断するのです。

で、その情報は各モジュールでも共有しており、1つのモジュールから信号が帰ってこないと、このように各セクションが帰ってこないCAN信号を心配して、このようなスレッドが複数くわえ込むのです。

で、各信号はP202Bから始まるコードはイグニッション系だそうです。
こういった出先で故障コードが調べられるのは、実にありがたいです。
よく、ヤフオクなどで、診断機の並行輸入品が激安で売られていますが、実はこの技術サポートが重要なのです。

問題なのはこの故障がどこに原因があるのか?です。
EZS、つまりカギのコントロールだけでは済まなそうなのですよ・・・

2019年3月 2日 (土)

アルファロメオの絶版部品いらんかね~?

みなさんこんばんわ、ラッシャー木村です。
部品ですよ。
166の11番、輸入する予定がありますが、欲しい方いますか?

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国内では既に廃番、価格の設定すらありません
特に前期は、ブローバイのオイルがべっちゃりで、ゴムがしなしなになって破れている人も多いのではないかと思います。
決して安くはありませんが、欲しい方いましたらコチラまで

2019年3月 1日 (金)

ちょっとヒミツなタイヤの話

ちょっとした小ネタを

先日車検でお預かりのデイズルークス。

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ドライブレコーダー

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見えますかね? リアにもカメラが付きます

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そしてオーナーたってのご希望でオールシーズンタイヤを取り付け

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グッドイヤーのオールシーズンタイヤ”ヴェクター”です。

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結構なイボイボ具合ですが時期に普通のタイヤになりそうだけど秘訣があるのかしら?

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既に季節外れになりつつある感が拭えませんが

そんなオールシーズンタイヤ、実はブリジストンが隠密裏に販売をテストしているみたいです。

Photo

ウエザーコントロールA005 です。
なんと、タイヤ館の一部で、195/65-15だけ販売しているそうです。
このタイヤ欧州では販売されているのですが、日本では雪道はスタッドレスと履き分けることがポピュラーなので、この販売テストで消費者の動向を見て、日本でも販売するか決めるそうです。

ちなみにチェーン規制の際に、このタイヤにもあるスノーフレークマークが確認できればOKだそうです。

このマークがあるのはA005とか上のヴェクターなど、数種類だそうです。

ちなみに雪上性能は悪くないそうですが、氷上はあまりよくないそうです。
そりゃ、氷上もよければスタッドレス売れなくなっちゃうもんなあ

MPIでも取り扱い可能で、うちの近くですと、タイヤ館かわごえで販売しているそうです。

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